@article{oai:omu.repo.nii.ac.jp:00011399, author = {藤田, 正}, journal = {人間関係論集}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本研究は, PMT討議集団におけるファミリー・グループのPの五つの下位次元ごとの集団凝集性, 対人認知分化度の推移を分析し, アンファミリー・グループ(藤田1986)のそれとの比較をしたものである。仮説は, ファミリー・グループには意見・情報判断のための共有フレームが既にあり, アンファミリー・グループにはない, という視点から設定された。(仮説1)討議初期において"本筋(共有フレーム)へのチェック"次元での凝集性はファミリー・グループで高く, アンファミリー・グループで低い。(仮説2)他者の意見を公平に収集する働らきをする"意見・アイデァの促進"の凝集性は両グループともに討議初期に高く, 終期に低い。(仮説3)両グループの"集約と発展"の凝集性は討議中期において高まる。(仮説4)両グループの"チーム結論への導き"の凝集性は討議終期において高まる。(仮説5)ファミリー・グループでは, 既存の共有フレームを壊しながら新しい共有フレームを再構成するために, "本筋へのチェック"の凝集性が討議中期に低下する。結果はこれらの仮説を支持するものである。対人認知分化度についての両グループの比較から, (1), "チーム結論への導き"の分化度は, 他の下位次元に比して, 両グループともに低い。(2), "ほぼ対人認知分化度は中期に向けて上昇するが, (3), ファミリー・グループでは"意見の提起", アンファミリー・グループでは"意見の促進"の分化度が終期に向けて上昇する, という結果を見い出した。(3)の結果は, PMT終了後における共有フレームの変更可能性の相異として考察された。, 人間関係論集. 1986, 3, p.1-15}, pages = {1--15}, title = {<論文>PMT討議集団における集団凝集性の推移について : ファミリー・グループとアンファミリー・グループの比較}, volume = {3}, year = {1986} }